【全く別物?】SPYとSPYDの違い|特徴からオススメまで徹底解説

SPYとSPYDの違い

SPYとSPYDの違いって何?

こんな疑問を解決します。

結論から言うと、SPYとSPYDは名前はそっくりですが特徴は全く違います。

この記事では、SPYとSPYDのそれぞれの特徴と違い、目的に応じたおすすめの投資先について徹底解説します。

ハイト

SPYとSPYDの違いを理解して、目的に応じた投資先を選択しましょう。

目次

SPYとSPYDの違い

SPYとSPYDはどちらもSTATE STREET社が運用する米国ETFです。

それぞれの特徴と違いを見てみましょう。

ハイト

STATE STREET社は、Black Lock社、Vanguard社と並ぶ 世界3大資産運用会社の一つです。

SPYとSPYDの基本情報比較

SPYとSPYDの基本情報を並べてみると次の通り。

SPYSPYD
運用会社STATE STREETSTATE STREET
経費率0.0945%0.07%
ベンチマークS&P500指数S&P500 High Dividend指数
銘柄数50580
純資産額4,009億USD481億USD
※STATE STREET公式HPより作成

ベンチマークと銘柄数が大きな違いだねぇ。

SPYは米国上位500社に丸ごと投資可能

SPYはS&P500指数をベンチマークとするETFです。

これ一つで米国企業の上位500社に分散投資することができます。

一言でいうと、SPYは全米の大型企業にまるごと投資できるETFですね。

ハイト

SPYについて、より詳しい内容は別記事で解説しています。

SPYDは配当重視で選ばれた80社に投資

SPYDは高配当で人気のETFです。

SPYDはS&P500の企業を配当利回りが高い順に上から80社選ぶというルールで銘柄を選定しています。

一言でいうと、全米の大型企業のうち配当利回りが高い企業だけに投資するETFですね。

SPYDの配当実績やセクター比率など詳細は別記事で解説中。

SPYとSPYDの違い

SPYDのDはDividend、配当を意味する単語です。

簡単に言うと、SPYDはSPYに含まれる銘柄の中から配当が高いものだけを選抜して作られたETFということですね。

イメージを図に示すとこんな感じ↓↓

SPYとSPYDの違いを図解

この図のように、SPYDに含まれる銘柄はSPYに全て包括されています。

つまり、SPYは米国市場に幅広く投資するETF、SPYDはそこから高配当に特化して銘柄を絞ったETFということができます。

SPYとSPYDの配当利回り

SPYとSPYDの配当利回りの違いを見てみましょう。

最新の配当利回りはこのような感じ。

SPYの配当利回り

2024/4/16の株価
直近1年の配当計
SPYの配当利回り
5055.66 USD1.12%

SPYDの配当利回り

2024/4/16の株価
直近1年の配当計
SPYDの配当利回り
38.21.83 USD4.78%
ハイト

さすが高配当特化だけあって、SPYDは配当利回りが高いですね。

ちなみに、配当を重視した投資に興味がある方は「永久に持ち続けたい6つの米国株」というAPJ Mediaが発行する無料レポートを読んでみてください。

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SPYとSPYDの株価推移の比較

次にSPYとSPYDの株価推移の違いについて見てみましょう。


株価はSPYの方がキレイに右肩上がりで上昇していることがわかります。

ちなみに配当金を含めたトータルのリターンで比較しても、SPYDよりもSPYの方が優れています。

SPYDは配当マシーンを作りたい人にとっては魅力的だけど、資産を効率よく増やしたいならSPYの方がいいってことか。

SPYとSPYDのメリット・デメリット

SPYとSPYDの違いが理解できたところで、メリット・デメリットについて整理してみましょう。

違いがあるからこそ、それぞれに優れているポイントがあります。

SPYのメリット・デメリット

SPYのメリットは以下のような点です。

SPYのメリット
  • これ一本で米国の上位500社に分散投資が可能
  • 株価チャートは長期でキレイな右肩上がり
    →今後も値上がりが期待できる

ベンチマークであるS&P500指数のキレイな右肩上がりのチャートは、今後も成長を続けてくれるものと期待できます。

世界最高の投資家ウォーレン・バフェット氏も、自分の死後は資産の90%をS&P500に連動するETFに入れるように奥さんに言い伝えているらしいな。

一方、SPYの少し気になるところをあげると、、、

SPYのデメリット
  • S&P500に投資できるETFとしては経費率が少し高め

S&P500に投資できる米国ETFはいくつかありますが、SPYはその中でも経費率が0.0945%と少し高め。

Vanguard社が運用するVOOであれば経費率は0.03%で、SPYの約1/3のコストでS&P500に投資可能です。

SPYDのメリット・デメリット

SPYDのメリットは以下のような点です。

SPYDのメリット
  • 80社に分散投資が可能
  • 配当利回りが高い

80社に分散できてる割りに配当利回りは個別株並みに高いから、配当重視の人には魅力的。

一方で、SPYDの気になる点は、、、

SPYDのデメリット
  • トータルリターンはS&P500に負ける
  • 暴落時に価格が急落する
    →(暴落耐性がない…)

SPYDは高配当の銘柄を集めているが故に、不人気な銘柄も多く含まれます。

そのため、暴落時の売り込まれ方が激しく、2020年のコロナショック時には、他の高配当ETFと比較しても一際激しく株価が急降下しました。

ハイト

暴落耐性がないのはデメリットですが、逆に言うとバーゲン価格で買えるチャンスが稀に訪れるということ。

SPYとSPYDはどちらを買うべきか

SPYとSPYDの違いを踏まえた上で、どのような人におすすめなのか紹介します。

SPYがおすすめな人

  • 株価の値上がりに期待する人
  • 長期でコツコツ積立てを考えている人
  • 投資先をある程度広く分散したい人
ハイト

S&P500指数は長期では右肩上がりの成長が期待できるため、積立投資とは非常に相性がいい投資先です。

SPYDがおすすめな人

  • 配当マシーンを作りたい人

トータルリターンではS&P500指数に及ばないため、効率的に資産を増やしたい人には不向きですが、

配当金という不労所得を積み上げていきたい人にとっては、打って付けのETFと言えます。

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SPYやSPYDを購入するならこの証券会社

ETF含め米国株に投資する上で持っておきたい証券会社は、SBI証券DMM株の2つ。

DMM株は米国株の取引手数料が無料というわかりやすいメリットがあるので、SPYのように値上がりを期待できる銘柄の購入には打って付けです。

一方、DMM株には配当金が円で支払われるという注意点があるので、SPYDのように配当を重視した投資先には、住信SBI銀行との連携で為替コストを抑えられるSBI証券がおすすめ。

ハイト

米国株に投資するならどちらも口座開設しておいて損はありません。上手に使い分けてコストを下げましょう。

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まとめ:SPYとSPYDの違いを理解して目的に応じた投資先を選択しよう!

SPYはS&P500指数に連動するETFで、米国上位500社に分散投資が可能です。

一方、SPYDは中でも高配当な銘柄だけにスコープを絞って80社に分散投資するETF。

ハイト

それぞれの違いと特徴を理解した上で自分にあった銘柄を選択しましょう。

ちなみにS&P500指数に連動するETFはSPY以外にも存在します。

中でも低コストETFを多く手がけるVanguard社のVOOというETFであれば、SPYよりも低コストでS&P500への投資が可能です。

SPYへの投資を考えている方は、より低コストなVOOも合わせて検討してみることをおすすめします。

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