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【危険?】QYLDの仕組みとリスクを易しく解説|話題のETFで配当生活は可能か

QYLDってETFが超高配当で人気みたいだけど、仕組みがさっぱりわからない。

QYLDの仕組みとリスクを教えて欲しい。

QYLDは10%をこえる超高配当で話題を集めている米国ETFです。

投資先は人気ETFのQQQと同じくNASDAQ100銘柄

高配当を生み出す仕組みが少し特殊なので、あまり理解できていない人も多いと思います。

一体どうやって高配当を生み出しているのか、QYLDの仕組みとリスクについて解説し、配当生活を目指す人にオススメできるETFなのかどうか考えてみましょう。

このブログ記事の内容
  • QYLDとは?特徴を解説
  • QYLDの仕組みとリスクを易しく解説
  • QYLDのメリット・デメリット
  • QYLDをおすすめできる人・できない人
ハイト

QYLDは特殊なETFなので、購入検討時には仕組みを理解しておきたいですね。

目次

QYLDの特徴

まずはQYLDの特徴について見てみましょう。

QYLDの特徴をざっくりまとめると以下の通り。

QYLDの特徴

  • 分配金利回りが10%を超える超高配当なETF
  • 分配金が毎月支払われる

2021年現在の12ヶ月利回りは脅威の12%となっています。

ハイト

100万円分のQYLDを購入すると、毎月1万円の配当がもらえるイメージですね。

うーむ。あやしい匂いがプンプンするな。

ハイト

実際に中身を見てみましょう。

QYLDの基本情報

まず初めにQYLDの基本情報を表にまとめると次の通り。

シンボルQYLD
運用会社Global X
投資先NASDAQ100採用銘柄
経費率0.60%
設立年2013年12月11日
運用資産額49億USD

NASDAQ100採用銘柄への投資って点ではQQQと同じだな。

QYLDの株価推移のチャートは次の通り。参考にQQQも載せておきます。


ハイト

QYLDはゆるやかに右肩下がりとなっています。

投資先はQQQと同じNASDAQ100採用銘柄なのに、株価は大違いだな。

関連記事 QQQの構成銘柄、経費率、配当日、権利落ち日など総まとめ

QYLDの仕組みを易しく解説

それでは、QYLDの仕組みについてみていきましょう。

Global X社のHPには、QYLDのファンド概要として次のような記載があります。

QYLDのファンド概要

カバード・コール戦略で利益を生み出そうとするもので、ナスダック100指数の株式を購入し、対応する同一指数のコール・オプションを売却します。

引用:グローバルX 公式HP https://globalxetfs.co.jp/funds/qyld/

・・・。意味わからんわ。

ハイト

「カバード・コール戦略」がどのようなものかわかればQYLDへの理解が深まると思うので解説しますね。

カバード・コール戦略とは

カバード・コールとは次のような戦略を指します。

カバード・コールとは

ある資産を保有しつつ、その資産のコールオプション(予め定めた価格で買う権利)を売却する戦略です。

保有資産の一定水準以上の値上がり益を放棄することで、対価としてプレミアムを受け取ります。

出典:https://sp.shinseibank.com/powerflex/trust/feature/popup/popup_cc.html

・・・。さっぱり意味わからん。帰るわ。

ハイト

ちょっと待ってください。わかり易く具体例で考えてみましょう。

カバード・コール戦略を具体例で解説

  • カバード・コール戦略で利益を狙う
  • ナスダック100指数の株式を購入
  • 対応する同一指数のコール・オプションを売却

これは一体どういうことなのか、QYLDのイメージをつかむために簡単な例で考えてみましょう。

次のやり取りを見てみましょう。(※以下はあくまでイメージです。)

例) QQQを100ドルで買って、コール・オプションを5ドルで売却?

A氏

QQQ好調だな〜。今月は金欠で買えないんだけど、来月あたりに買いたいな〜。

でも、これだけ好調だと来月には株価2倍になっちゃってるかもなぁ・・・。

QYLD氏

そこのあなた。来月QQQを売ってもいいよ。

今の価格が100ドルだから、来月なら110ドルで売ってあげてもいいよ。

A氏

まじ?絶対?来月110ドルで売ってくれるって約束してくれる?

QYLD氏

うん、いいよ。110ドルで。

A氏

来月もしQQQが130ドルに値上がりしてたとしても、絶対110ドルで売ってくれるって約束してくれる?

QYLD氏

うん、いいよ。(しつこいなぁ。)

その代わり今ちょっとお小遣いちょうだいよ。

A氏

仕方ないな。

来月110ドルで買える権利をもらえるなら、お小遣いとして5ドルをあげよう。

QYLD氏

さんきゅ。じゃあこれあげる。来月110ドルでQQQ買う権利チケットね。

来月オレのとこにこれ持ってきたら、QQQが爆上げしてても必ず110ドルで売ってあげる。

ここでQYLD氏がやってることがカバード・コール戦略です。(超ざっくりですが)

上のやり取りを整理してみましょう。

QYLD氏がやったこと

  • 今月QQQを100ドルで購入
  • 同時に「来月110ドルでQQQを買える権利」をA氏に5ドルで売った

A氏がやったこと

  • QYLD氏に5ドルを支払って「来月110ドルでQQQを買える権利」を買った

この例で、QYLD氏は現物を買いつつ 同時にコール・オプション(約束した金額で買える権利)を売っていますね

これがQYLDのやってること。(本当ざっくりですが)

ん〜、少しだけイメージはわかった気がするけど、、

でも、これって何が嬉しいわけ?

ハイト

では、来月に何が起こるのか見てみましょう。

上記の例で、1ヶ月後にQQQが値上がりした場合と、値下がりした場合をそれぞれ考えてみます。

来月QQQが100ドルから130ドルに値上がりした場合

上の例では、QYLD氏は100ドルでQQQを買って、「来月110ドルでQQQを買えるチケット」を5ドルでA氏に売りました。

では、1ヶ月後にQQQが130ドルに値上がりしていた場合、何が起こるでしょうか。

この場合、QYLD氏はA氏に110ドルで売る約束をしているので、本来QQQだけ持っていれば得られたはずの30ドルの値上がり益は諦めて、A氏におとなしく110ドルでQQQを譲るしかありません。

したがって、QQQの値上がり益10ドルとチケットを売ったお小遣い5ドルを足して、15ドルがQYLD氏の利益ですね。

A氏

QQQをお得に変えてラッキー!お小遣い払った甲斐があったぜ。

QYLD氏

ちぇっ、こんなに上がるんだったら110ドルで売るなんて言うんじゃなかったな。

まぁ15ドルの利益は出たからよしとするか。

単純にQQQを買い持ちするだけだと30ドルの利益が得られたわけですが、コール・オプション(約束した金額で買う権利)の売りを組み合わせたことで、利益は15ドルになってしまいました。

来月QQQが100ドルから90ドルに値下がりした場合

この場合、A氏はQYLD氏から110ドルで買う権利チケットをもらったわけですが、市場で自分で買ったほうが安いので、A氏はチケットは捨てて市場で90ドルのQQQを買うでしょう。

したがって、QYLD君の手元には、90ドルに値下がりしたQQQとお小遣い5ドルが残ります。

A氏

クッソー、上がると思ってお小遣いあげたのに、まさか下がってるとわ…。5ドルどぶに捨てちまった。

QYLD氏

お小遣い5ドルもらっといてラッキーだった。

単純にQQQを買い持ちするだけだと10ドル損していたわけですが、コール・オプション(約束した金額で買う権利)の売りを組み合わせたことで、5ドルのお小遣いがもらえたので損失は5ドルで済んでいます。

つまり、QYLDがやってることは、QQQを普通に買う場合と比べると、次のような特色があります。

  • 株価が値上がりする場合は、値上がり益を取り逃がすリスクが大きい
  • 株価が横ばいもしくは値下がりする場合は、オプション料(お小遣い)の分だけお得

つまり、勝つときは儲けが少なくなる、負ける時は損失が小さくて済むというイメージです。

ハイト

言い換えると、QYLDはNASDAQ100が横ばいもしくは値下がりするとき、QQQをアウトパフォームすると言えます。

QYLDとQQQの比較

  • QYLDはハイテク企業の成長を配当(分配金)として受け取れる
  • QQQは値上がり益がメインなので売却して初めて利益がでる
  • QYLDはQQQと比較してリターンもリスクもどちらも少し低い
  • QYLDの経費率はQQQの3倍

先程の例からもわかる通り、QYLDはQQQをただ持つだけの場合と比べると一長一短です。

オプションが絡むことによるリターンの低下に加えて、経費率が0.6%とQQQの0.2%と比べて高いことにも注意が必要です。

ちなみに配当込みの過去5年のリターンは次の通り。

過去5年のトータルリターン

QYLD:+11.9%

QQQ:+27.7%

QYLDのトータルリターンは、QQQに大きく劣後していますね。

ただ、QQQとQYLDは投資先の銘柄こそ同じものの、目的もコンセプトも全然異なるので、全く別の商品と考えた方がいいと思います。

ハイト

QYLDとQQQの投資先は同じNASDAQ100銘柄ですが、特徴は大きく異なりますね。

QYLDのメリット

QYLDのメリットは次のような点です。

  • 超高配当である
  • 利益を配当として受け取れるため出口戦略を考える必要がない
  • 他の人気高配当ETFと相性が良さそう

人気高配当ETFのVYM、SPYD、HDVなどは、高配当の特質上、成熟した老舗の企業が多く含まれており、ハイテクセクターは手薄です。

セクター分散という意味では、ハイテク特化のQYLDは他の人気高配当ETFと相性が良いかもしれません。

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QYLDのデメリット

逆にQYLDのデメリットは次のような点です。

  • 経費率がQQQよりも割高
  • 長期のトータルリターンはQQQに大きく劣る

QYLDの経費率は0.6%、QQQが0.2%なので、3倍のコストがかかります。

また、コールオプションを売却すると言う特性上、長期のリターンはQQQには大きく劣ります。

ハイト

特にQQQが順調に上昇していくような局面では、QYLDのパフォーマンスはQQQに大きく劣後します。

QYLDをおすすめできる人

  • 今すぐ配当(分配金)が欲しい人
  • 出口戦略を考えるのが面倒な人
  • 今後NASDAQ100が横ばいか下落を続けると考える人

QYLDは月に一度配当という形で利益が支払われるため、

言い方を変えると、月一で強制的に利確してくれるようなものです。

ハイト

トータルリターンとしてはQQQが優れていますが、売却のタイミングを考える出口戦略が面倒と感じる人には、QYLDはおすすめと言えます。

また、カバード・コール戦略が現物買いをアウトパフォームするのは、横ばいか下落を続ける局面です。

今後NASDAQ100が横ばいか下落を続けると考えるならば、QQQよりもQYLDがおすすめと言えます。

QYLDをおすすめできない人

  • 効率よく資産を増やしたい人
  • 資産を取り崩す出口戦略を考えるのが苦でない人

トータルリターンで考えるとQYLDよりもQQQの方が優れます。

配当に対してそれほどこだわりがなく、必要なときに自分自身で利確ができるのであれば、QYLDにこだわる必要は特にないと思います。

配当へのこだわりが特にない人は、QQQでいい感じだね。

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まとめ:QYLDはハイテク株に投資しながら高配当がもらえる

QYLDは、NASDAQ100指数の株式を購入して同時に対応するコール・オプション(ある価格で買う権利)を売る、というカバード・コール戦略をとるETFです。

投資先はGAFAMをはじめとした今をときめくハイテクセクター銘柄達。

ハイト

ハイテクセクターの銘柄には、事業拡大に投資して配当を出さない企業が多いものです。

QYLDはそんなハイテクセクターに投資しながら、非常に高い配当が得られることで人気を集めています。

ただし、コールオプションを売却するという特性上、シンプルにQQQをホールドする場合と比べて、トータルリターンは劣ります。

NASDAQ100が好調な局面ではQQQに対して大きくパフォーマンスが劣るというリスクがあることを理解して、自分の投資目的に合わせて投資先を選択しましょう。

今回の記事が、QYLDの仕組みとリスクの理解に役立てば幸いです。

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