VYMって何?
VYMは世界3大資産運用会社の一つであるVanguard社が手掛ける米国株ETFです。
高い配当利回りと、堅調な基準価額の伸びどちらも狙えることで人気を集めています。
高配当で株価も上がるとか最高だな。
今回はそんなVYMについて色々と説明していきます。
VYM (バンガード・米国高配当株式ETF)とは
VYMはアメリカの大型株の中でも予想配当利回りが市場平均を上回る銘柄を重点的に組入れたETF(上場投資信託)です。
運営会社であるVanguard社の頭文字「V」がティッカーシンボルにも用いられています。
VYMの基本情報をまとめると以下の通りです。
シンボル | VYM |
運用会社 | Vanguard |
組入銘柄数 | 426 |
経費率 | 0.06% |
設立年 | 2006年11月10日 |
純資産額 | 262.2億ドル |
VYMの配当日、配当権利落ち日は?
VYMは四半期ごとに一回、3月、6月、9月、12月に配当(分配金)を出します。
配当権利落ち日と配当日をまとめると次のようになります。
権利落ち日 | 配当日(支払い開始日) | |
---|---|---|
2024年12月 | 2024/12/20(金) | 2024/12/24(火) |
2024年9月 | 2024/9/20(金) | 2024/9/24(火) |
2024年6月 | 2024/6/21(金) | 2024/6/25(火) |
2024年3月 | 2024/3/15(金) | 2024/3/20(水) |
権利落ち日は第四週の前半に設定されていることが多いようですね。
配当の権利を得るには、権利落ち日の前日から遡って4営業日前に株を購入しておく必要があるので、第二週の終わりか第三週の月曜には約定しておくのが良いと思います。
VYMの最新配当利回り
VYMの最新の配当利回りは次のようになっています。
2024/11/20の株価 | 直近1年の配当計 | VYMの配当利回り |
---|---|---|
130.86 | 3.630 USD | 2.77% |
配当利回りの計算に利用した直近1年間の配当(分配金)実績は以下の通り。
配当月 | VYM直近1年の配当金 |
---|---|
2024年9月 | 0.8511 |
2024年6月 | 1.0237 |
2024年3月 | 0.6555 |
2023年12月 | 1.0995 |
VYMの配当利回りについては、下記の記事でより詳しく解説しています。
VYMの配当利回りの推移
VYMのこれまでの配当利回りの推移をグラフにまとめると次のようになります。
配当利回りは3%前後をうろちょろしてる感じだな。
VYMの配当金推移
VYMのこれまでの配当金(分配金)をグラフにすると次のようになります。
これを一年毎にまとめるとこちら。
1年ごとに見ると綺麗な右肩上がりだな。
VYMの配当(分配金)の推移は非常に安定しています。
今後の配当も期待できそうですね。
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関連記事 【正直な感想】Oxford インカムレターの評判とメリット・デメリットを徹底解説
VYMの株価推移
VYMの直近の株価(基準価額)の推移をグラフにすると以下のようになります。
株価も長期で見るとわりと綺麗な右肩上がりだな。
安定した配当と堅実な株価推移どちらも期待できるのが人気を集めている理由ですね。
VYMのセクター比率
VYMのセクター比率をまとめると次のようになります。
金融、ヘルスケア、生活必需品が多いんだな。
以前紹介したSPYDと比較して、不動産が含まれていない&テクノロジーが含まれているというのも特徴ですね。
VYMの組入銘柄
全426の組入銘柄のうち、上位10位は次のような企業です。
企業名 | 保有比率 | |
---|---|---|
1 | JPMorgan Chase & Co. | 3.70% |
2 | Johnson & Johnson | 3.30% |
3 | Home Depot Inc. | 2.50% |
4 | Procter & Gamble Co. | 2.40% |
5 | Bank of America Corp. | 2.40% |
6 | Comcast Corp. | 1.90% |
7 | Exxon Mobil Corp. | 1.80% |
8 | Intel Corp. | 1.70% |
9 | Verizon Communications Inc. | 1.70% |
10 | Cisco Systems Inc. | 1.70% |
聞いたことある企業もそこそこあるな。
VYMは大型株の中から配当の大きな企業を選んでいるので、老舗の有名企業が多く採用されているようですね。
VYMのメリット
ここまでVYMの基本的な情報を見てきましたが、メリットをまとめると以下のようになります。
- 安定した配当(インカムゲイン)を期待できる
- 堅実な値上がり益(キャピタルゲイン)も期待できる
- Vanguard社が運営していて経費率が0.06%と安い
年間配当が順調に右肩上がりのところもVYMの大きな魅力ですね。
VYMのデメリット
VYMのデメリットとしては、次のようなことが考えられます。
- 値上りは市場平均S&P500には劣る
- 高配当ETFのSPYDやHDVに比べると配当利回りは劣る
SPYDに比べると配当利回りは低めだけど、株価の推移は安定してるから、一長一短だな。
VYM購入におすすめの証券口座
VYMはSBI証券、楽天証券、マネックス証券、DMM株など、大手ネット証券であればどこでも購入可能です。
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VYMまとめ:人気も納得の高配当ETF
今回はVYMについてご紹介しました。
VYMはVanguard社が手がけるETFで、低コスト、比較的高い配当利回り、安定した株価推移が魅力です。
年間配当がキレイな右肩上がりで増配している点も嬉しいポイントです。
SPYDほどの配当利回りはありませんが、配当と株価をどちらも拾えるバランス型のETFと言えると思います。
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