VIGって何?
VIGは世界三大資産運用会社の一つであるVanguard社が手がける米国のETFです。
値上がりと配当のどちらも狙えることから人気を集めています。
欲張りなETFだな。
今回はVIGの基本的な情報について紹介していきます。
VIG(バンガード米国増配株式ETF)とは
VIG(バンガード米国増配株式ETF)はVanguard社が手がける米国ETFで、過去10年間連続増配の実績を持つ米国の中・大型株への投資に注力するETFです。
VIGの基本情報をまとめると次のようになります。
シンボル | VIG |
運用会社 | Vanguard社 |
組入銘柄数 | 212 |
経費率 | 0.06% |
設立年 | 2006年4月21日 |
純資産額 | 632億ドル |
10年以上連続増配の寄せ集めって安心感すごいな。
VIGの配当日、配当権利落ち日は?
VIGは1年のうち3月、6月、9月、12月の計4回配当金(分配金)を出します。
VIGの直近の配当日と配当権利落ち日をまとめると次の通りです。
権利落ち日 | 分配金支払い開始日 | |
---|---|---|
2024年12月 | 2024/12/23(月) | 2024/12/26(木) |
2024年9月 | 2024/9/27(金) | 2024/10/1(火) |
2024年6月 | 2024/6/28(金) | 2024/7/2(火) |
2024年3月 | 2024/3/22(金) | 2024/3/27(水) |
配当の権利を得るためには、権利落ち日の前日から遡って4営業日前に株を購入しておく必要があります。
VIGの配当金(分配金)推移
VIGの直近1年間の配当金(分配金)は次の通り。
配当月 | VIG直近の配当金[USD] |
---|---|
2024年9月 | 0.8351 |
2024年6月 | 0.8992 |
2024年3月 | 0.7692 |
2023年12月 | 0.9156 |
VIGのこれまでの配当金(分配金)の推移をグラフにすると次のようになります。
これを1年ごとにまとめてみたものがコチラ。
さすが連続増配集団。年間で見てみると綺麗な右肩上がりだな。
2020年はパンデミックの影響で株式市場は大荒れでしたが、それでもVIGは増配を続けていますね。
VIGの最新の配当利回り
直近1年の配当をもとに、VIGの最新の配当利回りを計算してみると次のようになります。
2024/12/2の終値 | 直近1年の配当計 | VIGの配当利回り |
---|---|---|
204.42 | 3.42 USD | 1.67% |
高配当と呼ぶにはいまひとつな利回りではあるね。
VIGの株価(基準価額)推移
VIGの株価推移をグラフにすると次のようになります。
株価も長期で見るとキレイな右肩上がりに見えますね。
VIGのセクター比率
VIGのセクター比率をグラフにまとめると次のようになります。
VIGは工業と一般消費財が多いんだな。
VIGの構成銘柄
VIGの構成銘柄のうち、構成比率トップ15の銘柄を並べると次のようになります。
2021.9.25 | ティッカー | 企業名 | 構成比率 |
---|---|---|---|
1 | MSFT | Microsoft Corp. | 4.43% |
2 | JPM | JPMorgan Chase & Co. | 3.71% |
3 | JNJ | Johnson & Johnson | 3.66% |
4 | WMT | Walmart Inc. | 3.37% |
5 | UNH | UnitedHealth Group Inc. | 3.18% |
6 | V | Visa Inc. Class A | 2.99% |
7 | HD | Home Depot Inc. | 2.83% |
8 | PG | Procter & Gamble Co. | 2.82% |
9 | CMCSA | Comcast Corp. Class A | 2.23% |
10 | ORCL | Oracle Corp. | 2.11% |
11 | KO | Coca-Cola Co. | 1.95% |
12 | ABT | Abbott Laboratories | 1.80% |
13 | ACN | Accenture plc Class A | 1.79% |
14 | PEP | PepsiCo Inc. | 1.74% |
15 | NKE | NIKE Inc. Class B | 1.69% |
聞いたことある有名企業が多いな。
10年連続増配の企業を選抜してるだけあって、老舗の安定した企業が多いですね。
VIGのメリット
ここまでVIGの基本的な情報について見てきましたが、VIGのメリットをまとめると次のようになると思います。
- 安定した配当が期待できる
- 堅調な株価(基準価額)の伸びが期待できる
- Vanguardが運用していて経費率が格安
インカムゲインとキャピタルゲインのどちらも狙えることが人気の理由ですね。
VIGのデメリット
VIGのデメリットをしいてあげるとすると、次の点になります。
- SPYDやHDVといった高配当ETFと比べると配当利回りは低い
株価の伸びは優れてるから一長一短だよな。
VIGの買い方:楽天証券かSBI証券がおすすめ
VIGは大手ネット証券であれば、通常の米国株と同じ手順で簡単に購入することができます。
初心者には口座開設数TOP2を誇る楽天証券かSBI証券がおすすめです。
楽天証券は使い易いインターフェースで、画面の見易さや操作性は圧倒的なので、初心者に特におすすめな証券会社です。
一方、SBI証券は住信SBIネット銀行と組み合わせることで、米ドルを手数料最安で調達することができます。
米国株投資家の方には米国株取引手数料が無料なDMM株あたりもおすすめです。
関連記事 【米国株ならココ!】DMM株の評判やデメリット・メリットを踏まえたお得な使い方を徹底解説
米国市場に投資を考えているのであれば、証券口座は複数開設しておいて損はありません。
VIGまとめ
VIGは米国の連続増配株を集めたETFです。
安定した企業が多く、配当だけでなく株価(基準価額)の伸びも期待することができます。
他の高配当ETFと比較するとズバ抜けた配当利回りというわけではありませんが、インカムゲインもキャピタルゲインも狙いたいという人には非常に魅力的な投資先だと思います。
人気を集めているのもうなずけますね。
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