QQQって何?なんて読むの?
QQQは「トリプルキュー」や「キューキューキュー」と呼ばれてますね。
非常に人気の高い米国ETFです。
なんで人気なの?
NASDAQ100に連動するETFで、米国の大型グロース株にまとめて投資ができるのが人気の理由ですね。過去10数年のリターンは特に素晴らしいです。
今回はそんなQQQの基本情報についてまとめたいと思います。
QQQ(インベスコ QQQ トラストシリーズ)とは
QQQ(インベスコ QQQ トラストシリーズ)とはNASDAQ100に連動するETFで、Invesco社が運用しています。
QQQの基本情報をまとめると次のようになります。
シンボル | QQQ |
運用会社 | Invesco |
組入銘柄数 | 102 |
経費率 | 0.20% |
設立年 | 1999年3月10日 |
純資産額 | 1,357億ドル |
Invesco社は聞き馴染みがない方もいるかもしれませんが、ETFの市場シェアは世界4位の運用会社です。
世界4位ってことは、Blacklock、Vanguard、StateStreetに次ぐ運用会社ってことか。
QQQの経費率
QQQの経費率は0.20%です。(2021年10月現在)
VTIは0.030%だったっけ。そう考えるとちょっと高め?
Vanguard社のETFと比較すると経費率は高めですね。
それでもQQQがこれまで出してきた高いリターンを考えると、この経費率は大変お得な水準だと思います。
国内の投資信託でも信託報酬1%とか平気であるもんな…
QQQの配当日、権利落ち日
QQQは年に4回、配当金(分配金)を出します。
QQQの配当日と権利落ち日をまとめると次のようになります。
権利落ち日 | 分配金支払い開始日 | |
---|---|---|
2023年12月 | 2023年12月15日(金) | 2023年12月29日(金) |
2023年9月 | 2023年9月15日(金) | 2023年10月31日(火) |
2023年6月 | 2023年6月16日(金) | 2023年7月31日(月) |
2023年3月 | 2023年3月17日(金) | 2023年4月28日(金) |
QQQは株価上昇を狙って買うETFですが、少しながら配当も出ます。
ちなみに配当の権利を得るためには、権利落ち日の前日から遡って4営業日前に株を購入しておく必要があります。
QQQの配当金(分配金)推移
QQQの配当金(分配金)の推移は次のようになります。
これを1年ごとにまとめたものがこちら。
わりと右肩上がりかな。
利回りにすると0.6%程度ですので、あくまで値上がりメインのETFですが、順調に増えているのは嬉しいですね。
QQQのセクター比率
QQQのセクター比率をまとめると次のようになります。
情報・テクノロジーが圧倒的だな。
QQQの構成銘柄
QQQの構成銘柄のうち、組み入れ比率上位20位を抜き出すと次のようになります。
ティッカー | 銘柄 | 比率 | セクター |
---|---|---|---|
AAPL | Apple Inc | 10.99% | 情報・テクノロジー |
MSFT | Microsoft Corp | 9.63% | 情報・テクノロジー |
AMZN | Amazon.com Inc | 8.3% | 一般消費財 |
TSLA | Tesla Inc | 3.97% | 一般消費財 |
FB | Facebook Inc | 3.68% | 通信 |
GOOG | Alphabet Inc | 3.6% | 通信 |
GOOGL | Alphabet Inc | 3.29% | 通信 |
NVDA | NVIDIA Corp | 2.62% | 情報・テクノロジー |
PYPL | PayPal Holdings Inc | 2.32% | 情報・テクノロジー |
INTC | Intel Corp | 2.17% | 情報・テクノロジー |
CMCSA | Comcast Corp | 2.07% | 通信 |
NFLX | Netflix Inc | 1.85% | 通信 |
ADBE | Adobe Inc | 1.84% | 情報・テクノロジー |
CSCO | Cisco Systems Inc/Delaware | 1.82% | 情報・テクノロジー |
PEP | PepsiCo Inc | 1.62% | 生活必需品 |
AVGO | Broadcom Inc | 1.62% | 情報・テクノロジー |
TXN | Texas Instruments Inc | 1.42% | 情報・テクノロジー |
COST | Costco Wholesale Corp | 1.28% | 生活必需品 |
TMUS | T-Mobile US Inc | 1.26% | 通信 |
QCOM | QUALCOMM Inc | 1.24% | 情報・テクノロジー |
聞いたことある名前のオンパレード!
今をときめくハイテクグロース株が上位を占めていますね。
QQQの国別構成比率
QQQの構成銘柄の国別の比率をまとめると次のようになります。
アメリカ100%じゃないんだな。
わずかではありますがNASDAQに上場している中国企業なども含まれています。
QQQの直近の株価推移
QQQの直近1年間の株価推移は次のようになります。
2020年3月のパンデミックによる暴落後は、一直線に上昇していますね。
QQQの設定来の株価推移
QQQの設定来の株価推移がこちら。
長期で見るとなかなかえげつない傾きで上がってるんだな。
QQQのメリット
ここまでQQQの基本的な情報を見てきましたが、QQQのメリットをまとめると次のような点になると思います。
- 今をときめくハイテクグロース株に手軽に分散投資できる。
- 大きな値上がりを期待できる。
これ一つでNASDAQ100に分散投資ができるのは非常にお手軽ですね。
QQQのデメリット
QQQのデメリットをしいてあげるなら、次のような点になると思います。
- 経費率が若干高い。
- 今後もハイテク大型グロースが市場のトップを走り続けるかはわからない。
経費率0.20%は許せる範囲。
でも今後もハイテクグロースが好調かどうかはよくわからんな。
確かに好調を維持できるかはわかりませんが、長い目で見ればテクノロジーの力が世界経済を押し上げていくのは間違いないでしょうから、私は今後もQQQには期待してしまいます。
QQQの買い方:おすすめ証券会社
QQQは大手ネット証券であれば、通常の米国株と同じ手順で簡単に購入することができます。
米国株にうってつけの3つのネット証券は以下の記事で紹介しています。
記事内で紹介している通り、米国株への投資にはDMM株かSBI証券がおすすめです。
DMM株は米国株の取引手数料が無料。
SBI証券は住信SBIネット銀行と組み合わせることで、米ドルを手数料最安で調達することができます。
米国市場に投資を考えているのであれば、DMM株とSBI証券はどちらも開設しておいて損はありません。
QQQまとめ
QQQはNASDAQ100に連動する米国ETFです。
ETFシェア世界4位を誇るInvesco社が手がけるETFで、経費率は0.20%。
経費率はVanguard社のETFと比較すると高めに感じますが、これまでのリターンを考えると非常に安い水準です。
今後もテクノロジーの力が世界を席巻していくと考えられますから、QQQのこれからの値動きにも期待が持てますね。