SBI・V・S&P500とeMAXIS Slim米国株式ってどっちを選べば良いの?比較して教えてほしい。
このような疑問を解決します。
結論、どっちも成績はほとんど変わりませんが、今から積み立てるならSBI・V・S&P500がオススメです。
SBI・V・S&P500とeMAXIS Slim米国株式はどっちも優秀なファンドですが、細かく見ていくと違いがあります。
本記事では両者の違いを徹底比較していくので、どちらを積み立てるべきか悩んでいる人は是非ご覧ください。
積み立てる際には、お得なクレカ積立を活用しましょう!優秀な投資信託に投資しながらポイントまでゲットできてしまいますよ。
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SBI・V・S&P500とeMAXIS Slim米国株式はどっちが良い?
まずはSBI・V・S&P500とeMAXIS Slim米国株式の基本情報についてみてみましょう。
SBI・V・S&P500の基本情報
SBI・Vシリーズは2021年にスタートした人気シリーズで、VシリーズのVはVanguard社を意味します。
その名の通り、間接的にVanguard社のETFに投資する投資信託となっています。
SBI・V・S&P500の目論見書には次のような記載があります。
バンガードが運用を行う「バンガード・S&P500 ETF」を実質的な主要投資対象とします。
SBI証券:SBI・V・S&P500インデックス・ファンド「目論見書」より引用
つまり、「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」の投資対象は、米国ETFの「VOO」になります。
VOOはS&P500インデックスに連動する人気の米国ETFですね。VOOの詳細は下記の記事でも解説しています。
eMAXIS Slim米国株式の基本情報
eMAXIS Slim米国株式は手数料が安いことで人気のeXAXIS Slimシリーズの人気投資信託です。
名前の通り、米国株式に広く分散投資が可能な商品となっています。
目論見書には以下のように記載があります。
S&P500指数(配当込み、円換算ベース)の値動きに連動する投資成果をめざします。
eMAXIS専用サイト:交付目論見書より引用
つまり、eMAXIS Slim米国株式は米国のS&P500指数への連動を目指した投資信託です。
SBI・V・S&P500の投資先のVOOもS&P500に連動してるんだよな。ってことは、どっちも投資先は同じなの?
そうですね。SBI・V・S&P500もeMAXIS Slim米国株式も本質的な投資先はどっちも同じです。
基本情報を比較
SBI・V・S&P500とeMAXIS Slim米国株式の基本情報を比較表にまとめてみましょう。
SBI・V・S&P500 | eMAXIS Slim米国株式 | |
---|---|---|
購入時手数料 | 無料 | 無料 |
信託報酬 | 0.0938% | 0.0968% |
信託財産留保額 | 無料 | 無料 |
ベンチマーク | S&P500 | S&P500 |
本家米国ETF | VOO | ー |
設定日 | 2019/9/26 | 2018/7/3 |
純資産総額 | 5,497億円 | 12,548億円 |
どちらも似通った点が多いですが、細かく見ると違いがあるので比較していきましょう。
SBI・V・S&P500とeMAXIS Slim米国株式の違い
SBI・V・S&P500とeMASIS Slim米国株式の違いについて見てみましょう。
信託報酬の違い
まずは信託報酬の比較について見てみましょう。当然ですが、信託報酬は低いほど優秀です。
SBI・V・S&P500 | eMAXIS Slim米国株式 | |
---|---|---|
信託報酬 | 0.0938% | 0.0968% |
信託報酬は僅差ではありますが、SBI・V・S&P500の方が低く優れていますね。
総資産額の違い
次に総資産額について見てみましょう。
SBI・V・S&P500とeMASIS Slim米国株式の総資産額をグラフにしてみると次の通り↓↓
純資産総額ではeMAXIS Slim米国株式の方が2倍以上の差をつけています。
ただし、SBI・Vシリーズが2021年に設立されたばかりということを考えると、この差は特に気にする必要はないと言えます。
長く運用を続けられるファンドの資産総額の1つの目安は100億円以上と言われているので、その点はどちらも余裕でクリアしています。
SBI・V・S&P500とeMAXIS Slimはどっちのリターンがいい?
SBI・V・S&P500とeMAXIS Slim米国株式のリターンの違いについても見ていきたいと思います。
ベンチマークS&P500の株価推移
SBI・V・S&P500とeMAXIS Slim米国株式は、どちらもS&P500をベンチマークとしています。
ベンチマークであるS&P500の長期の値動きは以下の通り。
この右肩上がりのチャートを見ると今後の成長にも期待が持てますよね。
S&P500インデックスが長期積立先として不動の人気を誇るのもうなずけます。
1日や1週間はともかくとして、長期で見ると美しい右肩上がりだねぇ。
ベンチマークとの乖離度を比較
SBI・V・S&P500とeMAXIS Slimのパフォーマンスは、いずれも基本的にはS&P500と同じになるはずです。
しかし、投資信託である以上はベンチマークとピッタリ同じ値動きではなく、理想のS&P500の値動きとは若干の差が生じてしまいます。
一般的には、ベンチマークとの乖離が小さいほど優秀な投資信託と言えます。
ではさっそく、それぞれの直近の乖離率を確認してみましょう。
SBI・V・S&P500とベンチマーク(S&P500)の差を表にすると次の通り。
SBI・V・S&P500 | 1カ月 | 3カ月 | 6カ月 | 1年 |
---|---|---|---|---|
ファンド | -2.0% | -7.04% | -4.77% | 11.14% |
ベンチマーク | -2.0% | -7.08% | -4.81% | 11.11% |
差 | 0.0% | 0.04% | 0.04% | 0.03% |
次に、eMAXIS Slim米国株式とベンチマーク(S&P500)の比較は次の通り。
eMAXIS Slim米国株式 | 1ヵ月 | 3ヵ月 | 6ヵ月 | 1年 |
---|---|---|---|---|
ファンド | -2.0% | -7.0% | -4.7% | 11.3% |
ベンチマーク | -2.0% | -7.1% | -4.8% | 11.1% |
差 | 0.0% | 0.1% | 0.1% | 0.2% |
表から分かる通り、どちらも乖離は非常に小さい数値です。
ただ強いて言うなら、現状はSBI・V・S&P500の方がベンチマークとの差が小さいことがわかります。
SBI・V・S&P500とeMAXIS Slimはどっちが正解?
SBI・V・S&P500とeMAXIS Slim米国株式はどちらも素晴らしい投資信託ですが、強いてどっちが良いか選択するなら、
現時点ではSBI・V・S&P500の方が良いと考えます。
- 経費率が安い
- ベンチマークとの乖離が小さい
というのが理由です。
とは言え、わずかな差しかないので、正直どちらを選択しても正解だと思います。
お得にSBI・V・S&P500を積み立てる方法
SBI・V・S&P500は現状SBI証券でのみ購入が可能です。
SBI証券で投資信託を積み立てるならクレジットカードによる積立が絶対にお得です。
クレカ積立なら投資信託を購入しながらクレカのポイントをゲットすることができます。
クレカ積立は使わなきゃ損な神サービスなのでぜひ活用しましょう。
ポイントが貯まるおすすめのクレジットカードは三井住友カードNLです。
クレカのお得な作成方法や設定方法も紹介しているので、設定がまだの方は下記記事を覗いてみてください。
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SBI証券のクレカ積立はSBI・Vシリーズに限らず、eMAXISシリーズなど多くの投資信託にも利用できるので、長期積立の際には必ず活用しましょう。
積立NISAとの併用も可能だぞ。
まとめ|SBI・V・S&P500とeMAXIS Slimはどちらも素晴らしい
SBI・V・S&P500とeMAXIS Slim米国株式はどちらも優秀な投資信託です。
どちらも気軽に米国の人気指数であるS&P500に分散投資することができます。
細かく数値を比較してみると、現状は経費率の安いSBI・V・S&P500が優れていると思います。
どちらも長期で積み立てるに値する素晴らしい投資信託です。
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