米国株に投資するにはドルの調達が必要不可欠です。
投資では小さな差が積もり積もって大きな差となっていくので、少しでも手数料を抑えることが重要になってきます。
円をドルに転換することをドル転と呼びますが、このドル転をどこで行うかでコストが大きく変わってきます。
通常、証券会社でドルを調達する場合は1ドル当たり25銭の手数料がかかります。
しかし、住信SBIネット銀行を使用すればドル転にかかるコストは1ドル当たり3〜6銭に抑えることができます。
住信SBIネット銀行でドル転すれば、為替コストを証券会社の1/8〜1/4にすることができます。
一般的なドル転のコスト比較
通常、証券口座で米国株を購入する際は円貨決済と外貨決済を選択することができます。
円貨決済を選択すると、自動的にドルを調達して米国株を購入できるので手間がかからないため、このやり方を選んでる人も多いと思います。
しかし、円貨決済で米国株を購入する場合、一般的にドル転のコストとして1ドル当たり25銭の手数料がかかっています。
証券会社 | ドル転コスト |
---|---|
楽天証券 | 25銭/USD |
SBI証券 | 25銭/USD |
マネックス証券 | 25銭/USD |
DMM株 | 25銭/USD |
これに対して、住信SBIネット銀行でドル転する場合、為替コストは3〜6銭に抑えることが可能です。
つまり、証券会社で円貨決済する場合に対して為替コスト1/8〜1/4に抑えることができます。
ちなみにマネックス証券では、米国株買付時の為替手数料が無料となっています。気になる方はこちらの記事もチェックしてみてください。
関連記事 【最強】マネックス証券の4つの魅力を解説|SBIや楽天との使い分けも紹介
住信SBIネット銀行のドル転の種類
住信SBIネット銀行でのお得なドル転には2種類のやり方があります。
- 外貨普通預金を利用するやり方
- 外貨積立預金を利用するやり方
預金?別にドルは買いたいけど預金したいわけじゃないんだけどなぁ。
預金という名前はついてますが、SBI証券に移してすぐに使えますし、特に何のしばりもありません。
単に円をドルに替える方法が、2種類あると理解すればオッケーです。
住信SBIネット銀行のドル転には、普通にドル転するやり方と定期的にドル転するやり方の2種類がある。
外貨普通預金とは、その瞬間のレートをもとに円をドルに転換するやり方です。外貨普通預金を利用する場合、為替コストは6銭で済みます。
外貨定期預金とは、毎日・毎週・毎月など間隔を指定して、設定した金額を定期的に自動でドル転していくやり方です。外貨積立預金を利用する場合、為替コストは3銭で済みます。
外貨積立の方がコストは安いけど、自動積み立てだとたまたま設定した積み立て日が円安になっちゃったら損しそう。
それは心配ありません。外貨積立預金ではドル転を実施する上限ラインを設定することができます。
たとえば毎週積み立てるけど、1ドル109円以上のときは積み立てをしないといった設定が可能です。
それはいいね。
住信SBIネット銀行で普通にドル転するやり方(コスト6銭/USD)
まずは住信SBIネット銀行で普通にドル転するやり方について説明します。
このやり方でドル転にかかるコストは1ドルあたり6銭で済みます。
※以下画像はスマホアプリの画面で説明していますが、PCサイトでもやり方は同じです。
この画面で現在のレートを確認することができます。買付をクリックすると同意を求められることがありますが、その場合は内容を確認し、「同意しました」をクリック。
円の普通預金口座にお金を入れていると思いますので、プルダウンから選択します。
米ドル用の口座を開設する様な作業は特に必要なく、初めから選択できます。
注文方法は以下の4種類から選択可能です。
- リアルタイム … 成行で注文ができます。
- 指値注文 … 指値で注文ができます。
- 複合指数(IFD)… 2つの指値注文を同時に出し、1つめの注文が成立したら、もう一方の注文が有効になる注文方法。
- 複合指数(OCO)… 2つの指値注文を同時に出し、1つめの注文が成立したら、もう一方の注文が失効になる注文方法。
米国株投資のためのドル転であれば、複合指値は不要だと思うので、リアルタイムか指値注文から好みで選択しましょう。
私はすぐにドル転したいのでリアルタイムを利用することが多いです。
買付金額は円でも米ドルでも好きな方で指定しましょう。
最後の確認画面です。この画面でいきなり残り時間のカウントダウンが表示されて驚くかもしれませんが、心配不要です。
落ち着いて確定するボタンを押しましょう。万が一、残り時間がゼロになっても注文が一旦取り消しになるだけなので、その場合は再度実行しましょう。
以上で完了です。
ホームに戻って米ドル預金の額を確認してみましょう。
住信SBIネット銀行で外貨積立預金でドル転するやり方(コスト3銭/USD)
次に住信SBIネット銀行で定期的にドル転するやり方について説明します。
このやり方ではドル転にかかるコストは1ドルあたりたったの3銭です。
隠れて表示されていない場合があるかもしれませんが、その場合は🔽 ボタンを押すと出てきます。
ドル転の場合は米ドルを選択しましょう。
ここではある一定の金額よりも円安の時には定期買付けを実施しない設定ができます。
必要に応じてインプットしましょう。
買付頻度は次の3つから選択可能です。
- 毎日
- 毎週
- 毎月
毎週と毎月を選択すると、積み立てる曜日、日付の入力ができます。
以上で手数料2銭のお得なドル転の設定は完了です。
設定した積立日になったら、米ドル預金の金額を確認してみましょう。
住信SBIネット銀行で調達したドルをSBI証券に入金するやり方
ここでは住信SBIネット銀行でお得に調達したドルをSBI証券に入金するやり方について説明します。
SBI証券への外貨入金は、住信SBIネット銀行からではなく、SBI証券のホームページから作業が必要になります。
外貨入金を選択すると、金融機関は自動的に住信SBIネット銀行が選択されます。
通貨は米ドルを選択しましょう。
取引パスワードは住信SBIネット銀行ではなく、SBI証券のパスワードを入力しましょう。
振込指示をクリックすると、住信SBIネット銀行の即時決済サービスのページが立ち上がります。
住信SBIネット銀行の即時決済サービスのページに飛ぶので、ユーザーネームとパスワードを入力してログインしましょう。
金額に誤りがないか確認します。
2箇所の確認項目があるので、内容を確認してチェックを入れましょう。
ここはSBI証券ではなく住信SBIネット銀行の取引パスワードが必要です。
以上で完了です。
SBI証券に戻って、買付余力に入金したドルが反映されているか確認しましょう。
これでお得な手数料でゲットしたドルを使って、外貨建てで米国株を購入することができます。
まとめ|住信SBIネット銀行でドル転をお得に
米国株投資をする上でドル転のコストは避けては通れません。
株式投資において、少しでも手数料を抑えることは基本中の基本。
慣れると住信SBIネット銀行でドル転からSBI証券への入金まで2分くらいで出来るので、それほど手間もかかりません。
住信SBIネット銀行でのお得なドル転には2種類のやり方があります。
- 外貨普通預金を利用するやり方(6銭/USD)
- 外貨定期預金を利用するやり方(3銭/USD)
米国株投資家は住信SBIネット銀行とSBI証券の組み合わせを活用して、お得に米国株投資をしていきましょう。