今回はセミリタイア(FIRE)後に後悔しないための準備とマインドセットについて書きたいと思います。
先日、セミリタイアが失敗に終わってしまうリスクについて記事にしました。

セミリタイアは目標の資金が準備できたからといって必ずしも成功するわけではありません。
今回の記事では、セミリタイアが失敗に終わらないよう事前に取り組むべき準備とマインドセットについて、資産形成以外の点も含めて考えてみたいと思います。
セミリタイア後に後悔しないための準備
セミリタイアを目指す上で事前に準備しておくべき6つのことがあります。
- セミリタイアの目的を明確にする
- 稼ぎ口を複数準備しておく
- 未来の生活費は高めに見積もっておく
- 社会との繋がりを作っておく
- 趣味・ライフワークをもつ
- セミリタイア後の具体的な生活をイメージ
順に見ていきましょう。
セミリタイアの目的を明確にする
サラリーマンにとってセミリタイアは大きな目標だと思いますが、セミリタイアはゴールではなくあくまで通過点です。
セミリタイアによって手にする「自由な時間」で何をしたいのかを明確にしておくことが重要です。
「田舎で家族とノンビリ暮らしたい」「趣味のバーをオープンしたい」「一日中ゲームしていたい」・・・
目的はどんなことでもいいので、セミリタイアを何のためにしたいのか一度考えてみましょう。

セミリタイア自体は「手段」だということを忘れずにいたいですね。
稼ぎ口を複数準備しておく
セミリタイア後、資産が枯渇することに怯えながら生活するのは精神衛生上よくありません。
当たり前のことかもしれませんが、収入源は多ければ多いほど安定します。
運用資産による配当、家賃収入、副業収入など複数の収入源があれば、1つが失敗したからといって収入がゼロになることはありません。

何事も分散することがリスク低減の基本ですね。
未来の生活費は高めに見積もっておく
将来の生活費は高めに見積もっておきましょう。
突然の病気や介護などで想定していなかった出費が必要になる可能性は充分にあります。
一度セミリタイアをして安定した職を手放した後に資金不足に陥ると、挽回するのは一苦労です。
未来の出費は安全率をかけて少し多めの数字を見越して準備しておく方がいいでしょう。

「準備は悲観的に、行動は楽観的に」がいいですね。
社会との繋がりを作っておく
セミリタイアを達成して脱サラリーマンすると、これまで属していた職場のコミュニティーから離脱することになります。
周囲は働き続けているわけですから、友人との時間も合わず孤独な時間が増えることになります。
充実した時間を一緒に過ごせるセミリタイア仲間や、地域のコミュニティーなど、自分の居場所となるような繋がりを事前に築いておくことが重要です。
趣味・ライフワークをもつ
セミリタイアを実現すると自由な時間が増えます。
はじめは暇を持て余す生活も楽しめるかもしれませんが、長く続くとだらけます。
趣味やライフワークなど毎日打ち込めることを作っておきましょう。
時間をかけて打ち込めることがあれば毎日の生活にも張りが出ます。
セミリタイア後の具体的な生活を明確にイメージする
いざセミリタイアしたものの思い描いていたような楽しい生活では無かった…なんてことにならないよう、セミリタイア後の生活はきめ細かくイメージしておきましょう。
どんな場所に住みたいかはもちろんですが、生活を維持するために週に何時間どんな仕事をするのか、何時に起きて日中は誰とどんなことをして過ごすのか…等。
より詳細な生活をイメージをしておくことで、ギャップなくセミリタイアライフに突入できるはずです。
セミリタイアに向けたマインドセット
- セミリタイアはあくまで「手段」でしかない
- 人は挑戦し続けなければ退化する
- 失敗したらまた働けばいい
セミリタイアはあくまで「手段」でしかない
セミリタイア達成後に虚無感に襲われる人がいるのは、セミリタイアをゴールと考えてしまうからです。
セミリタイアはあくまで「手段」です。
セミリタイア達成によって何をしたいのかということを明確にしておきましょう。
誰もが挑戦し続けなくては退化するもの
仕事を減らすことができたからといって、ダラダラとした目的のない日々を過ごしていては徐々にエネルギーを失ってしまいます。
人は誰しも成長し続けなければ退化してしまうものです。
新しいことにチャレンジするメンタリティは持ち続けたいですね。
失敗したらまた働けばいい
計画に対して資産の消費ペースが思いのほか早く、精神的な余裕がなくなるという事態は十分に考えられます。
支出の管理を徹底することは大前提ですが、それでもお金が足りなくなりそうなら、また働けばいいんです。
ただし、一度リタイアすると元の職にそのまま復帰することは困難です。
働いていない期間があると経歴にも穴が空いてしまうため、いざという時に備えた資格の取得や副業を育てておくなどして稼ぎ口を準備しておくことが重要です。
まとめ:セミリタイア(FIRE)には資金以外の準備も大切
今回はセミリタイアに向けて準備しておくべきこととマインドセットについて考えてみました。
<準備>
- セミリタイアの目的を明確にする
- 稼ぎ口を複数準備しておく
- 未来の生活費は高めに見積もっておく
- 社会との繋がりを作っておく
- 趣味・ライフワークをもつ
- セミリタイア後の具体的な生活をイメージ
<マインドセット>
- セミリタイアはあくまで「手段」でしかない
- 人は挑戦し続けなければ退化する
- 失敗したらまた働けばいい
ここまで読んで頂きありがとうございました。
今まさに資産形成を始めたばかりの私にとっては随分と気の早い心配かもしれませんが、準備を始めるのに早すぎることはありません。
今回の記事がセミリタイアを目指す人にとって少しでも役立てば嬉しいです。
本日は以上です。
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