
終身雇用の崩壊はいつ始まるの?
終身雇用が崩壊したら何が起こるの?
終身雇用の崩壊に備えてどんな対策をすればいい?
こういった悩みを解消します。
- 終身雇用の崩壊はいつ始まるのか
- 終身雇用の崩壊が意味すること
- 終身雇用の崩壊に負けない3つの備え

これまでの日本の雇用形態は限界を迎えつつあり、転換点を迎えています。
未来に備えて状況を正しく理解し、有効な対策をとりましょう。
終身雇用の崩壊はいつ始まるのか
では終身雇用の崩壊がいつ始まるかについてですが、残念ながら終身雇用の崩壊は既にはじまっています。
あのトヨタ社長も終身雇用に懸念
2019年に、あの「世界のトヨタ」の豊田章男社長が、「終身雇用を守るのは難しい」と発言したことで、メディアを中心に「終身雇用の終焉」と大きく取り上げられました。また、経団連の中西会長も「終身雇用のあり方を見直す」と発言し、これまでの大企業に就職すれば一生安泰という概念は既に崩壊し始めています。
本格的な崩壊はX年
2017~19年頃から終身雇用が難しいと言われ始めてきたことを考えると、現在すでに就職している世代が65歳まで今の会社に勤め続けることは難しいと考えた方がいいでしょう。
2017年時点で25歳で就職した人が65歳まで持たないと考えると、遅くとも2057年には終身雇用は完全に消滅しているのではないでしょうか。
終身雇用の崩壊が意味すること
終身雇用が崩壊すると具体的にどのような変化が起こるのでしょうか。
突然フリーターになる恐怖
トヨタほどの大企業でも終身雇用が難しいことを考えると、どんな大手に就職しても安心はできません。
勉強して良い会社に入れば一安心という時代は終わってしまい、どんな人でも明日からフリーターになる可能性がある未来がやってきてしまいます。
貧富の差は更に拡大
近い将来、終身雇用の崩壊に備えている人とそうでない人で大きな差が生まれることになると思います。
終身雇用が崩壊すれば、誰もが一度は転職を経験するのが当たり前になります。
それを見越した準備をしていなければ、キャリアダウンの転職を繰り替えしジリ貧状態に陥りかねません。
キャリアアップを繰り替えし、少しずつ自分の環境を良くしていける人との間に大きなギャップが生まれることになります。

企業に頼りっきりにならない準備をしておけば、終身雇用の崩壊は恐るるにたりません。
終身雇用の崩壊に負けないための3つの備え
それでは終身雇用の崩壊に備えて、具体的にどのような対策をとればいいのか、3つの備えについて紹介します。
- 自分にスキルが残る仕事を選択する
- 常に自分の市場価値を把握する
- 二つ以上の収入源を確保する
順に説明します。
自分にスキルが残る仕事を選択する
サラリーマンとして働く場合、仕事で得られた成果の大部分はあなたではなく会社に残ります。
成果は会社に残っても、せめてスキルは自分自身に残るものを選択しましょう。
終身雇用が崩壊が意味することは、誰もが一度は転職を経験するということです。希少価値の高いスキルを身に着ければ転職でも周りに対して大きくリードすることができます。
常に自分の市場価値を把握する
自分の市場価値を正しく理解しておかなければ、不当な扱いを不当だと気づくことすらできません。
自分に対してもっと高い報酬を払ってもいいという企業が他にいることを知っていれば、自信を持って次の就職先を探すことができます。
市場価値を把握するためには、転職サイトに登録してみましょう。
すぐに転職を考えているわけではなくても、舞い込んでくるオファーやおすすめされる就職先を眺めているだけで、自分の立ち位置や大体の給料水準が見えてくるはずです。
また転職サイトでは無料でエージェントと話すことができるものが大半ですので、気軽に相談してみることでいまの自分にどんなスキルをプラスすればもっと需要が伸びるのかというヒントが得ることもできます。

転職サイトをうまく活用して自分の価値を把握しておくことは必要不可欠です。
2つ以上の収入源を作る
収入を会社一本に頼らないことはとても重要です。
会社への依存度は低ければ低いほど、いざ突然の解雇を言い渡されたときにも冷静に対処することができます。
サラリーマンが収入を複数持つことは難しいことではありません。
- ローリスクな副業
- 堅実な投資
個々人がマネーリテラシーを高め、こういった行動を起こしてみるべきです。
失敗してもダメージが少ない範囲で少しずつはじめて徐々に副収入を育てていけば、会社に対する依存度を下げていくことができます。
まとめ|終身雇用の崩壊は既にはじまっています
必死に勉強して大企業に就職したらアガリという終身雇用の時代は終わりを迎えてしまいました。
これからは就職後も自分のキャリアを考えつづけ準備をしている人とそうでない人との間に大きな格差が生まれてしまう社会がやってきます。
ご紹介した3つの準備で会社への依存度を下げていくよう小さなことからでも行動を起こしてみましょう。
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